2018年12月24日

ダニール・シムキンについて軽く語ってみる

私がダニール・シムキンを知ったのは割と最近なのですが、
きっかけはこのビデオでした。


これを見て興味を持って調べたらABTのプリンシパルで、カリフォルニアにも
よく来ています。幸い私も何度か彼の踊りを見る機会に恵まれました。
一番最近見たのはWhipped Creamだったかな。衣装やセットはとても可愛かった
けど、私の好みはやっぱりドン・キホーテとか海賊みたいなクラシックの作品で
スピード感があるものです。

ちなみに彼はYoutubeチャンネルの他にもFacebookのアカウントを持っていて
割と頻繁に更新しています。先日の記事で引用させてもらったのも彼の
アカウントのポストです。
そしてこちらは2年前のものですが、とにかく素晴らしくて私は続けて3回くらい
見ました。最初はダニールのピルエット、次にイザベラのバランスを見て、最後に
もう一度両方を。本当にすごい技術は何度見ても飽きないものなんだなぁと思います。


彼はベルリン国立バレエに移籍するようですね。今までみたいにカリフォルニア
には来てくれないかもしれないですね…生で見れた私はラッキーだったのかも。
posted by Yuko at 16:29| Comment(0) | ダンサー情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月21日

ABTのくるみ割り人形

12月になると様々なバレエ団でくるみ割り人形をやりますね。
私が通っているスタジオのバレエ団も11月後半くらいから
わさわさしだしてこの頃は駐車場はガラガラ、レッスンは代講に
なったりで「あーそんな時期なのね」と思います。

ところでくるみ割り人形は2タイプのストーリーがあります。
クララとくるみ割り人形が返信した王子様がお菓子の国に行って
シュガープラムフェアリーなどの妖精に歓迎されて楽しく過ごす
というものと、クララが大人になってくるみ割り人形が変身した
王子様と踊るものです。

クララとくるみ割り人形が子供のままのバージョンがメジャーな
印象です。私は去年3つのくるみ割り人形を見ましたが、2つが
こちらのバージョンでした。
そしてもう一つのバージョン、クララとくるみ割り人形が大人に
なり、クララは素敵な王子様と踊るのがABTことアメリカンバレエ
シアターのくるみ割り人形でした。
ABTはさすがに大きなバレエ団だけあって衣装もセットも素晴らしく、
技術的にもため息が出るレベルでした。そしてなにより主役の
大人になったクララを演じたジリアン・マーフィーの演技力!
バレエダンサーって踊りだけでなく演技力も必要なのだと私は常々
思っているんですが、彼女のしぐさや表情から、少し照れてはにかんだ、
大人の姿だけど中身は少女のクララがそこに居ました。
クララが大人になるバージョンではグラン・パ・ド・ドゥをクララと
王子様になったくるみ割り人形が踊ります。いつも見慣れた金平糖の
精とのバージョンと違って新鮮でした。

くるみ割り人形はもう何度も見てお腹いっぱいって感じですが、
ABTのだけはまた見ても良いかな…なんて思います。機会がありましたら
是非見てみてください。

今日はくるみ割り人形と言えばコレと言っても過言ではない、金平糖の
精の踊りをどうぞ。


posted by Yuko at 16:16| Comment(0) | パフォーマンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

ピルエットのこと

ピルエットと言うのは回転のことですが、美しく回るのはとても
難しいですね。
一番多いパターンは4番から軸足をまっすぐ、反対の脚をパッセして
回るものだと思いますが、この時重心をしっかり前に置いていないと
軸足を伸ばした時に重心を前に移動しなければならず、体のラインが
斜めになってしまうので安定してバランスが取れません。先生は
これを説明する時いつも物理の理論だと言います。確かになぁと
納得するものの、これを実際にやるのはとても難しい…特に速い
テンポの曲に合わせたアンシェヌマンだとついつい重心が後ろに
ずれてしまって回転がヨレヨレしてしまうんですよね…

ところでこちらの先生(物理の話をしてくれた先生とは別の先生です)が
いつも言っているのはピルエットで回り始める前にしっかりプリエを
すること。ちょうどボールを床にたたきつけるとその勢いで上に
跳んでいくように、プリエを使ってその力で上に上がろうとすると
身体が上に引っ張られて回りやすい!というのを教えてもらいました。
回る前にプリエ、これを言われたのはこの先生が初めてで、意外
だったけれど確かに回りやすいのです。

後は身体の回転を助ける方法でいくつか教えてもらったのは、回転
する方の腕を引っ張ること方法、逆に回転する方向と逆の腕を閉じる
イメージで回転に勢いをつける方法などがありました。

それにしても何をおいてもやはりピルエットとは上下運動だといつも
思います。わかっているけどこれがなかなか難しい。いつか綺麗に
回れることを夢見て、またレッスンに出かけるのです。

最後に昨日見たすんばらしいピルエットの動画をこちらで紹介して
おきます。ダンサーはダニール・シムキンさまです。彼については
また別の記事でも書きたいと思っています。
posted by Yuko at 16:07| Comment(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする